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| 8月14日 盛岡への新幹線車中、ふと窓からヨークベニマル黒磯店が顔をのぞかせる。 そう、ついこないだ天丼弁当を買ったあの店だ! ・・・っという間に新幹線はそそくさと郡山到着。 新幹線ならほんの僅かな旅路も、7日の日は上野からドン行なんて鉄道マニア並の行程。 いったい何時間かかったのだろう。 帰省によるドタバタで、このレポートを書いたのはすでに8月18日。帰省先での思い出が重なって肝心の天文合宿の記憶が半ば薄らぎかけているがいまコンピューターを前にして、この少ない脳みそから懸命に当時の状況を徐々に思い出していくことにした。 天丼弁当を食し、黒磯を出発した我らが一行はとちゅう後部運転台でUNOを楽しみ、他の乗客たちの失笑を買いつつなんとかこんとか猪苗代。 朗らかな人相のオーナーが運転するマイクロバスに揺られながら北塩原村までの田舎道を楽しんだ。 自動車用の信号機がほとんど縦置きだったのも、この地区は冬季には相当な豪雪に見舞われるのを連想させた。 向かったペンションは3つ併設されていて、そのうち我らのお世話になったのは右側から3番目「サード」。 はじめはレベルが三流なのかと思ったが、内装は予想を遥かに上回るゴージャスぶり。 これで一泊5,500円とは、合宿幹事に頭が下がる思いである。 一日目は宵のうち雲がかかったが、夜が更けていくにつれてまずまずのコンディション。さすが街灯が少ないだけあって、メガネをかけると微々たる星まで見える見える。自宅からだと駅前のネオン灯やら何やらで、星といえば月しかみえないものだった が、 ここなら星座早見版に載っているいろんな星々が眼に入る。 ・・・まずカシオペアから北極星っと・・・夏の大三角形でそれから・・・ この晩は何故か周囲で「イルカ座」が人気だったらしく、 なんとなく見えたような見えなかったような記憶がある。 視力0.2だとメガネかけてもキツイ。 二日目。 日中は百武教授による熱き望遠鏡実習特講があったが、警戒水域をはるかに上廻る長時間講義が想定されたため自主休講してしまった。ごめんなさい(-_-;)。今思えばもっとキチンとやっておければよかったという反省の意も些か。その間は上級生の皆々様とトランプなる遊戯でそれなりに盛り上がり、ヨウジュ先生からの愛のシッペには、さすがの僕のか細き腕も顔を赤らめたようだった。 そんなことは知ってか知らずか、この晩は雲クンもどこか彼方へ行ってしまい、星クンたちが我らの前へ。街灯がやや眩しかったが、これも北塩原村民の防犯のため。ある程度の灯かりはやむを得ないのか。それを慰めるべく、辺りの沼ではカエルくんたちの大合唱があったことは記憶に新しい。 天体観測に併せてNHK教育の「しゃべり場」視聴会もヒートアップ。 義務教育って要らない?? テレビといえば、夕方の福島ローカル番組を見ていたのは僕だけ?画面が動かないローカルCMにはたんまりと楽しませてもらった。 うすい百貨店万歳!! 三日目 は桧原湖競艇。 地理学科的には小寺氏現地研究をイメージさせるものであったので、湖水採集は欠かさずに。僕は漕ぎ始めてまもなく親指の皮が剥けたため選手交代。常にトップギア、高速船わかしゅー号に人気が集まる一幕もあったりなかったり・・・。 ねぇねぇ、井の頭公園でボート乗ったカップルはその後別れるんだよぉ(^o^)/ その晩はもちろん浄土平へ行ったのだが、いちおう11月深夜の高尾山頂を想定した防寒具を準備。八甲田山を覚悟していたのだが、なんだ、テッペンまでバスで送ってくれるんじゃん。警笛鳴らせの標識を横目に、セカンドギアでたくましく駈け上がるマイクロバスに感動! 現地はこれまた予想を覆すなんとダダッ広い駐車場(水洗トイレ&自販機完備)。 高尾山より居心地いいじゃないか。まったく。 その後は、何度もやって来てしきりに大型望遠鏡を勧める自慢屋?のオジサンに連れられ、 天文台の40cm望遠鏡でいろんなミクロな星を見せてもらった。 んーっと何見たんだっけなー。海王星と、アンドロメダと、なんか二重星? ・・・でも立ちっぱなしでちょっと疲れた。体育がないと体力がどんどん衰えてくる。 なお我らの方は途中から雲座が出現。 シャイな土星クンは結局ぼくらの前にほとんど顔を出すことなく夜が明けたとサ。 帰りもドン行列車の旅がつづいて、郡山で駅弁買って、黒磯でMAXコーヒー飲んで、 大宮でさいたま市民が降りて、のこりは無事上野についたとサ。 めでたし、めでたし(^_^) 平成14年8月18日 福島民報社 はにゅうこうすけ |
