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アイコン2004年4月観望会アイコン

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 去る2004年4月17日に天文研究会の4月の観望会が行われた。
場所は、毎度おなじみ「埼玉県民の森駐車場」である。

今年から観望会を始めてから、すっかりこの場所が気に入ってしまった。やはり、都心からのアクセスの良さの割には、空が暗いということが、人気の秘密だろう。今回の参加メンバーは
5人。最初は6人だったはずだが、当日の2時に突然2名がキャンセルし、その後突然元会長が参加を表明したため、現場は一時騒然となった。


移動手段は電車とレンタカー。


今回の観望会より参加費用を軽減するための工夫として、
軽自動車を用いたピストン輸送を行った。従来は、セダンタイプのレンタカーを借りて、全員がそれで現地まで移動したが、いかんせんセダンタイプのレンタカーは日額1万円を超えてしまい、どうしても参加費の高騰を招いた。

そこで、今回は最も安価な軽自動車をレンタルして荷物一式を積み込み、運転手とナビ以外は電車で移動するという手法をとることにした。

 この方法は、
劇的な費用節減効果をもたらした。前回の観望会では一人5,000円程度の出費を要したのだが、今回はなんと2,300円で済んでしまった。半額以下になったという意味は大きい。


また、移動ルートも変更した。従来は川越街道を経由して現地に向かったのだが、今回は、渋滞を回避するために首都高速と中央道を利用して八王子まで行き、そこから国道16号と県道を利用して現地に行くこととした。これもまた移動時間の短縮をもたらし、これまで最大4時間かかった行程が、
最短で2時間半にまで短縮できたのである。この2つの新たな試みによって、より一層快適な観望会を過ごすことができた。



 当日は、「初心者親子の天体望遠鏡入門」のオフ会が奇しくも開かれており、現場は大勢の天文フアンが押し寄せており、所狭しと望遠鏡が立ち並ぶ、実に壮観な様相を呈していた。

数えてみたところ、実に
30台近くの望遠鏡が林立していた。気になる天候も、一週間前の曇りの予報を覆す快晴だったこともあり、一晩中にぎやかな観望会だった。空の状態は大陸から黄砂が舞っているということもあって、透明度はやや悪かったのものの、雨の前日ということで、気流が比較的安定しており、シーイング的にはまずまずというところだった。このシーイングで、もう少し空が暗ければと思う。


実際の観望は、町の灯りが暗くなり始める22時からスタート。

私は早速望遠鏡とガイドブック片手に様々な星雲・星団を導入しようとした。一方、社長は今回も相変わらずSX赤道儀のセッティングに
難儀をしており、今回から新入生となった第33代会長のケンは、GPガイドパックで撮影しようと必死で極軸を合わせ始めた。

そんな彼らを尻目にまずは定番のM81とM82を導入しようとしたが、地平高度が高くて、望遠鏡が三脚に接触してしまうという予想外の事態に見舞われ、仕方なく、M65とM66を導入。この星雲の場所はすでに暗記してあるので、比較的楽に導入することができた。次に、同じ獅子座にあるM95・M96・M105を導入しようと試みたが、どうにも上手く行かない。
m65
M65
M66
M66

仕方がないので、口直しにM104を導入しようとするが、これもまた上手く行かない。からす座から導入しようとしたが、いつまでたっても導入できないので、スピカを視野の中央に入れて、そのままアイピースを覗いたまま赤経ハンドルをゆっくり回した。しばらく回すと、視野片隅にM104が入ってくる。極軸がしっかり合っているならば、この方法は結構おすすめだ。
M104
M104

この時点で約1時間が経過していたが、相変わらず社長とケンは極軸合わせに必死だった。あげくの果てには
「北極星はどれ?」と尋ねる始末。おいおい、北極星が分からないのはかなりマズいぞ。


 そんな彼らを尻目に、次はM13を導入。こいつもヘラクレス座の形を把握できれば、全く簡単に導入できる位置にあるうえ、対象自体のサイズも大きいから、実に楽に導入できる。空の状態が悪いのか、それとも望遠鏡の能力が足りないのか、あまり迫力はすごくない。

次に地平高度が高くなってきたこと座のM57を見る。こいつは大して大きくはないが、位置が把握しやすいために、導入が容易な星雲のひとつだ。ドーナッツ上の星雲のため、低倍率でも他の恒星と区別がつきやすい。
M13
M13

M57
M57

次に導入したのはや座にあるM71。わし座のアルタイルを目印に、星空をたどると比較的簡単に見つけることができる。や座を導入して、そこからアルビレオを座標にしてこぎつね座のM27を導入。M27は空の状態のせいか、あのリボンのような姿が見られなく、単にぼやっとした感じの雲のように見えた。やはりM27は空の状態の良い場所でないと、見るのは難しい。

M71
M71
M27
M27

 そうこうしていると、さそり座が南東の空高くに昇ってきたので、早速M4を見る。M4はアンタレスのそばにある大きめの球状星団で、誰にでも見つけられる球状星団だ。前回の観望会ではこのM4しか見なかったのだが、今回はさそり座とへび座周辺にある球状星団を多く見た。

M80・M19・M62をはじめとして、へびつかい座のM9・M14・M10などを見たが、なぜかM12だけは導入できなかった。M12を導入しようとしたら、M10を導入してしまう。次回はぜひM12を導入してみたいと思う。
M4
M4
M80
M80
M19
M19
M62
M62
M9
M9
M14
M14
M10
M10

 この頃になると、社長のSXもセッティングが完了して、本来の能力を発揮したようである。さまざまな星雲・星団を
次々と導入し、まさに現代文明の利器の威力。少しだけ自動導入が欲しくなった。まあ、セッティングが迅速にできる昔ながらの赤道儀にも良さはある。
 

へび座周辺を見終わったら、最後のしめとして、りょうけん座周辺を観測。おなじみM51を導入して、次にM63を導入しようとしたら、なぜかM94を導入してしまった。あまり深く考えずに星図と天空を対比して、再びチャレンジ。無事にM63を導入。その後、一番最初に見ることができなかったM81・M82を導入してM106を最後に見て観測は終了。
M51
M51
M94
M94
M63
M63
M81
M81
M82
M82
M106
M106

今回の観望会では20個近くの星雲星団を見れたので、大変満足した。


 その反面、今回の観望会では
忘れ物が目立った。前日に大宴会をしたこともあり、BOXが散らかっていたうえに、キャンセル等で一同が混乱していたため、赤道儀のウエイト軸をはじめとて、鍋やランタン、ヒーターなどを忘れてしまった。幸いにして、鍋以外の忘れ物は電車組が持ってきたが、鍋だけは持って来れなかったので、駅近くのコンビニで購入した鍋焼きうどんのアルミ鍋代用とした。

この反省を生かし、次回では忘れ物ゼロを目指したい。

集合写真


文責:百武


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