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| 去る2004年1月24日土曜日に、観望会が行われた。 2004年度から観望会を月1で行って行こうという意見が有志の間から上がったので、今までの天文研究会ならば敬遠するような1月の観望会と言うのが実現したのである。また、この観望会は新体制に移行してから一発目の観望会であり、観測部長のスキルアップが期待される。 さて、観望会を行う場所であるが、今までの天文研究会の観望会は長野や山梨など関東地方では行っていなかった。北軽井沢は一応関東だが、あそこは一つ超えれば長野である。 話を元に戻して、観望会を行った場所は埼玉県の秩父市に程近い芦ケ久保にある「県民の森」という場所である。この場所はその昔天文研究会の諸先輩方が利用していたという、伝統ある観測地であるが、近年では利用された形跡はない。 この場所を選定した理由は、そこでよく観測を行っている同好会の方からメールを頂き、紹介されたから、一度行ってみる価値はあるのではないかと判断したためである。 現地へは川越街道と経由して国道299号線を使ってゆく。大学のある東京都千代田区からは比較的単純なルートであり、所要時間は4時間程度だ。当日はレンタカー会社の手配漏れによって出発が30分程遅れたが、道中何ごともなく現地に到着した。 現地に到着したのは午後6時半。 既に日は落ちて真っ暗闇である。しかも予想しなかったことに路面に積雪があり、しかも氷結しているではないか。これにはノーマルタイヤのレンタカーで来ていた我々一同が驚き、非常に慎重な運転をせざるを得なかった。 また、気温も予想していた範疇とはいえ、零下8度程度にまで下がっており、 一部の精神力の弱いものは寒さで震えていたようである。
現地には多くの天文フアン達が集っており、お互いに望遠鏡を見せあったりして、交流を深めた。中でも評判が高かったのは、FJINONの15cm滞空双眼鏡と、自作20cmのドブソニアンであった。中でも15cm双眼鏡で見る星雲星団は素晴らしいの一言に尽きる。改めて双眼の威力を思い知った。 無論、我々も持ち込んだ望遠鏡で観測した。社長の持ち込んだVixen SX赤道儀はバッテリーをBOXに置き忘れたために、単なる鉄の塊と化していた。これは痛恨の一撃であったに違いない。また、同氏はデジタルカメラで星空を撮影しようとしていたらしいが、これも失敗に終わったらしい。 一方、私は目盛り環と星図を使用して、さまざまな星雲星団を導入した。中でも長年の悲願であったM1とM13を導入できたのは嬉しい。しかし、M81,M82,M3,M104,M65,M64などが導入できずに、大変悔しい思いをした。次回は導入できるように用意を周到にして行きたい。 また、今回は多くの人間が寒さに悩まされたようだ。 私は無限に沸き起こる精神力のおかげで大した寒さは感じなかったが、我々の窮状を見かねた例の同好会の方がテントを用意して下さり、その中で避難するものもいた。このテントが余程快適とみえて、観望会が終わった翌週の臨時総会においてテント等のアウトドア用品一式を要求する決議があがった。 今回の教訓として、望遠鏡などの正面装備だけではなく、テント等の兵站も大事であることが実感できたことが挙げられる。次回は万全体勢をもって観望会に臨みたいものである。
文責:百武直志 |
