ナビゲーションメニュー活動報告の一覧に戻りますプラネタリウム製作記録に移動天文研の概要に移動コラム等へ移動リンク集へ移動写真展示へ移動掲示板へ移動TOPページへ移動

アイコン2004年11月観望会アイコン

line

去る11月13日に天文研11月観望会が行われた。
11月の観望会は学園祭を1週間後に控えており、各種作業が忙しさを極めている中、6名の参加表明があった。1週間前の11月7日の天気予報では、当日の降水確率が50%を超えており、一時は中止が検討されたが、前日になって降水確率が0%になっており、急遽開催を決定した。


今回の観望会は、実に半年ぶりに埼玉県民の森駐車場で行った。県民の森は夏場は曇りや雨が多くて観望会には向かないのだが、冬型の気圧配置になると晴天になる確率が高い。従って、冬場向きの観測地であろう。夏はもっと星がきれいな場所に行けば良いのだ。


当日は1週間前の予報などどこ吹く風。

ピッカピカに晴れていた。

雲一つない快晴である。


ところが折しも某キャリアによって風邪が天文研に蔓延しており、当日になって風邪でダウンして行けないものが続出した。実にアンラッキーである。ラッキー?。

結局、風邪でダウンしていない者3名で行くことになった。


早速旧通信教育棟で荷物を自動車に積み込む。

準備
写真1:準備

今回はレンタカーを使用。

学校から1km程離れた「トヨタレンタカー」でPLATZを借りた。保険込みで7,880円と実に安い。1km離れているために歩くのが少し面倒なのだが、近くにあるニッポンレンタカーで借りるよりも安い。持っていく機材は望遠鏡4本。ファインダーが復活した「彗星」を強引に持っていくことにした。


一見多多量に見える荷物を、さっさと搭載して出発。途中首都高速が事故渋滞になっていたが、現地には15時前に到着することができた。早速望遠鏡を組み立ててスタンバイに入るが、異変があった。

誰も駐車場にいないのである。


普段ならば地元の天文フアンがところ狭しと望遠鏡を林立させているのだが、誰もいない県民の森駐車場は不気味な程静まり返っており、時折冷たい木枯らしが吹き寄せて、実に寂しい雰囲気を醸し出していた。期待した空は何故か全天雲に覆われており、いっこうに晴れる気配がない。

とにかく日没まで待つことにした。

日没を待つ
写真2:日没を待つ

 日没後、しばらくして周りが暗くなってきたのでランタンを点灯
しようとしたら電池がない

スイッチをどう回しても、うんともすんとも言わない。ランタンが「すん」とか本当に言ったら怖いなぁと思いつつも、一同は途方に暮れた。外はどんどん暗くなっている。この状態で夕食を食べるのは実に忍びない・・・・ということで、電池を泣く泣く下のコンビニまで買いにいくハメとなった。電池が到着する間での間は、LEDライトを吊るして急場をしのいでいた。


日没に伴って気温が下がるにつれて、寒くなったのでヒーターに点火

暖かい炎に包まれテントも暖かい炎に包まれるという火事と酸欠の危険と引き換えに、暖かい空気を手に入れた
(注:テント内での火気使用は、酸欠や火事の危険があり大変危険です。決してまねしないで下さい。やむをえず使用する場合は自己責任で)


・・・・・と思ったら数分後にヒーターは「ボッボッ」と頼りない音を立てつつそ動きを止めた。そう、ガス欠である。燃料のないヒーターはただの鉄の塊と貸してしまい、我々は泣く泣くコンビに買い出し車に対して燃料を追加で購入するように電話を入れた。つくづく携帯電話があって良かったと思う。ヒーターもない、明かりもない、ただ暗くて寒いテントの中で何もすることがなく、ただただ補給を待つだけだったので、テントにいた一同は寝てしまった。


一時間後、ふ、と目を覚ました。あたりはもう暗闇がしはいしている。外はどうなっているのだろうテントを出て空を見上げてみた。

るすと、全天にわたって晴れ渡り冬の空を彩る星々がキラキラと光っていて・・・くれれば文句なしだったのが、ドン曇り。

星のほの字すら見えなかった。

周囲には様子を見に来たと思われる地元のアマチュア天文家が2人ほどと、部活で天体観測に来てみたものの曇ってしまって途方に暮れている高校生が数名いた。



そうこうしているうちに、買い出し車両が帰還したので、電池の交換とガスの補充を行い、テントに明かりと熱が、酸欠の危険を伴って戻ってきた。食事を終えて1時間後、テントから出てみると相変わらず曇っていた。

いつ間にか高校生もアマチュア天文家もいなくなっており、駐車場は我々だけになっていた。このままでは埒があかないと思って、1分間の会議の結果、名誉ある撤退を決定した。


撤退作業は速やかに進んだ。

30分後には全員が車に乗っていた。行きは2人で車に乗ってきたのだが、帰りは3人。荷物の置き場所がなかったため、先に人間を載せてからその上に荷物をのせるという、少々荒っぽい手法をとった。「エコノミークラス症候群になりそうだ」という苦情が出たような気がしたが、気にしない。

ところが、撤退中山の中腹で対向車をかわすために車を止めたところ、なんと雲が晴れていて一面に星が見えているではないか!これには一同閉口し、運命の皮肉を呪った。

路肩に車を止めてしばらく協議したが、名誉の撤退を断固堅持し続けることに決定。帰りは川越街道を一直線。深夜0時頃に東京到着した。もちろん大学は開いているはずもなく、都内の某アパートで一泊。酒盛りをして寝た。

今回の観望会ではいくつかの反省点がある。

まずは、消耗品のチェックを怠ったことだ。出発前と出発後に、消耗品のチェックを行うようにしたい。これを怠ると、今回のように悲惨な世界になってしまう。次に、中止の判断である。一応は前日になって降水確40%以上ならば中止するという申し合わせがあるのだが、今回はこれを履行しなかったために混乱が生じた。

次回の観望会ではこの反省点を生かしたい。

文責:百武


ページの上に戻る


用語集

2004年度10月観望会報告に戻る
活動報告のTOPページに戻る第57回自主法政祭報告へ移動
top>report>2004年度11月観望会報告

法政天文研究会
マーク