場所は埼玉県民の森駐車場。天文研ではおなじみらしい。
車組が4人、電車組が2人の計6人が参加した。
ちょっと用事があったため僕は6時ごろに池袋を出発した。
電車には疎いのだが、ドアが開くたびに寒くなるのを感じ目的の芦ヶ久保駅に近づいているのを実感した。
ゲームボーイを最大音量でやっている少年がいて車内アナウンスが聞こえないし、暗くてほとんど見えない駅名看板にもかかわらず、無事芦ヶ久保についたのは奇跡だったと思う。
着いた直後に「ドーン、ドーン!」という音が……。
何事かと思い駅員さんに聞いてみると、この日は花火大会が行われているという。
しかし、駅の周りは山ばかりでほとんど見えない上にやたら「ドーン、ドーン!」という音だけが響くだけ……。
正直うっとうしかった。
先輩が車で迎えに来てくれて、いざ埼玉県民の森駐車場へ!!
とその前に、埼玉県民の森駐車場は山奥にあるため、近くにコンビニなどはないので、駅付近のコンビニに寄った。
飯を買ったあと、車に戻ろうとするとビックリ!車の後ろのフェンスがひしゃげているではないか。
僕らの乗った車が壊したわけではないのだが、下は川でフェンスはかろうじて繋がっているだけで、ぶらぶらしていた。
以前に誰かがぶつかったのだろうが、確かに暗い中、車の中からはほとんどフェンスが見えなかったので一歩間違えば……と思うとゾッとする。
埼玉県民の森駐車場までの道のりは、ぐにゃぐにゃしておりプチいろは坂のようだった。
坂の途中ではなんだかよくわからないレクサスのシールを貼った車が止まっていたりした。
10時ごろ駐車場に到着。まずは、テントに入り防寒の準備をした。
そして、外に出てみると星がきれいに見えた。
雲はほとんどなく氷点下1度という寒さで、空気が澄んでいたためだろう。
しかし星を見る前に目に飛び込んできたものは大砲のような望遠鏡。
他の先客の方のものだったのだが、ウィーウィーいうし少し面白かった。
今回何より嬉しかったのは、以前学園祭でプラネタリウムの説明をやったために、だいたいの星や星座がわかるということである。
プラネタリウムとあまり変わらない星空なので本当にどこに何があるかがわかりやすかった。
オリオン座をはじめ、牡牛座、大犬座、小犬座などなど……今までは自力で見つけられないような星座が自力で見つけられた。
望遠鏡では、火星と土星を観測した。土星は土星のまわりの輪まで見えた。
ガイドパックの使い方についても先輩に教えてもらった。
夜の中の作業はなかなか厳しいものがあり組み立てに時間がかかった。
ほとんどが精密なもので微調整微調整の連続だった。
最後にやらなければならないことで、ガイドパックの望遠鏡の中心に北極星を写しださなければならないのだが、北極星が逃げる逃げる逃げる。
結局、その最後の作業は先輩にやってもらった。
寒くなってきたので12時ごろテントに戻った。テントの中はとても暖かく天国のようだった。カップラーメンがあんなにおいしく感じたのは久々だった。
![]() 写真1:テントの中の様子 |
寒い。
あとは僕はほとんど双眼鏡で星を観測していた。
でも、やっぱり寒さに耐えられなくなって3時ごろにテント戻り知らぬ間に寝てしまった。
結局朝日を見るまで寝てしまった。
しかも、テントの中に5人で寝るという少し無茶なことをし、無茶な体勢で寝たため、首から肩にかけてがとても凝った。
帰りは車で芦ヶ久保駅まで送ってもらい、芦ヶ久保からは行きと同じように帰ったのだが、疲れていた僕は電車でも寝てしまい全く何も覚えていない。
今回の観測で思ったのは、星座をある程度覚えるとその位置関係などがわかり、観測がより面白くなるので、まだ全く知らない春、夏の星座を知っておきたいということである。
また、せっかく覚えたガイドパックを使ってみたい。
反省点として一番重要なのは、防寒をもっとしっかりしておくことである。寒さのあまり最後のほうは体を動かさなきゃ凍ってしまいそうになるようでは、観測もままならなくなり困るからである。
文責:前田
